インタビューの進め方について気を付けることはありますか?
インタビュー対象者条件や聴取内容が決まったら、インタビューフローを作成することをお勧めします。
インタビューフローとは、質問する順番や時間配分などをまとめた台本のことで、決められた時間内でどのように進行するかを整理しましょう。
インタビューフロー例をご紹介いたします。
①開始挨拶
- インタビュー調査の趣旨に関する説明
対象者に「なぜインタビューを依頼することにしたのか」、「日頃感じていることを共有できる機会であること」、「あなたの率直な意見が聞きたい」ということを伝えましょう。
また、インタビュー時に聞いたことは、サービス開発・改善に役立てるために使い他用途では一切使用しないことを説明し、答えたくないことがあれば答えなくて良いと伝えると対象者もリラックスして会話が出来ます。
今回のインタビューで知り得た情報は、周囲の人やSNSで共有することを遠慮して欲しいということを説明する。
②インタビュー開始
インタビュー調査では、最初の段階における話しやすい雰囲気づくりが重要です。
モデレーターの最初の挨拶でジョークを交えたりアイスブレイクを入れたりなどで、対象者の緊張感をほぐしましょう。
また回答には正解や不正解、良い・悪いがないことを伝え、対象者が自由に発言できるようにすることもポイントです。
最初は対象者の現在のライフスタイルや価値観などのテーマに沿った答えやすい質問を投げかけ、自社や競合のプロダクトについて質問していきます。
限られた時間の中で予定している質問を聞かなければならないため、必ず聞くことの優先順位を決めておきます。
調査目的や用途に応じて、聞くべき要素や何を明らかにするかを具体的に書き出します。
まずは箇条書きでも良いので聞くことを洗い出し、質問内容をカテゴリ別に分けをしておくとスムーズになります。
- 議事録を取っておく
対象者が言った言葉を要約するのではなく、そのままの言葉を書き起こすことが大事です。
また、対象者が使った言葉を用いてインタビューを進めることで親近感を持たせることができ、コミュケーションが円滑になります。
プロダクト関係者も同席することで、バックからモデレーターに質問して欲しいことを送ることもより深い質問に繫がるため、関係者のスケジュール確認もしておきましょう。
③終了挨拶
- インタビューのお礼
- 言い足りないことの確認
- 謝礼に関する案内など